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PlaPowerを使った2輌の内燃機 [O-16.5mm (On30, O16.5)]

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▲5年以上ほったらかしにしていた自作の動力,プラパワー(2018-08-07)を使ったフリーランスの内燃機が2輌完成しました.せっかくの自作動力なので,車体もパーツを使わないで自作にこだわってみました.
 
【2種類の下回り】
動力は軸距20㎜と24.5㎜がそれぞれ2台つくってありますので,下回りをまとめて製作することにしました.フリーランスで上回りをいくつかデザインしているので,どれにでも使える下回りとしました.
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▲4台分の主要なパーツをプラ素材で切りそろえました. 
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▲軸距20㎜の方はコイルばね懸架のもので,ホイットコムやミルウォーキーの機関車に見られるタイプです.コイルは単芯の被覆線を巻いたもの,軸箱はねじの頭です.
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▲軸距24.5㎜の方は板バネ懸架にしました.これは後述するように端部以外は随分前につくった図面に基づいています.
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▲自作動力が放置されていた原因のひとつ,それは取り付けをどうするか迷ったままだったからです.結局プラ棒でフレームを重ね上げし,張り出した板で止める方式にしました.
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▲下地塗装を終えて4台分の下回りがそろいました.カプラーの部分はバッファーとなる張り出しをつけているので,カプラーをとめるねじ孔は床板の端ぎりぎりのところにあけています.
 
【黄色の機関車】
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▲軸距20㎜,コイルバネの機関車の図面です.後部開放の形にしてみました.
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▲0.3㎜の車体表面にリベットを打ち,切込みをいれているところです.
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▲仮組した状態です.機械室のせり出しは5㎜の四角と三角の角材を貼り合わせたものを土台にしました.このあと前妻面にLEDを仕込みます.
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▲LEDは直接モーター側からつきだした保護ダイオードの線と接触するようにしています.
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▲ガルグレーで下地塗装を終えたところ.運転台の部分はかなり適当なアレンジです.計器盤らしき部分は直接室内につけてあります.
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▲塗装はカラースプレーで手軽に済ますことが多いのですが,今回はガイアカラーをエアブラシしました.
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▲窓をいれて完成しました.いまのところラジエータを少し汚していますが,他はほとんどそのままです.車籍管理の都合で71号となりました.
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▲ウェイトは機械室に少しいれましたが,メタル製の機関士をいれてもう少し重さを稼ぐ予定です.
 
【青い機関車】
もう一つの軸距24.5㎜の方ですが,以前につくった機関車の図面でつくることにしました.
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▲同様の工法で車体を組み立てた状態です.
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▲上下濃淡の青で塗装しました.車籍番号は70です.
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▲この車両の形ですが,わたしにとってOナローの記念すべき雑誌デビュー作なのです. 
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▲それはGazette May/June 1997に掲載されました.手前の濁河軌道1号機が記事にした作品で軸距は26㎜でパワートラックを動力にしています.
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▲新旧2作を並べてところ,細かな点を除いて基本はほとんど同じです.20年以上たちましたが,設計も技法もほとんど進歩していません!
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▲下回りだけがまだ2台分あり,動力も組み立て済のものがあるので,まだまだつくっていくつもりです.


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鉛筆補助軸 [文具]

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【鉛筆の思い出】
小学生の頃は鉛筆を揃えるのが楽しみでした.当時は三菱とトンボのほかにヨットとコーリンがありました.緑の軸は一本10円する高級品で,学童用には一本5円の製品が一般的で,さまざまな塗色で売られていました.書いた感じはかわりませんでしたが,ローター式の削り器で削ると5円のものは木の表面がざらざらしていたので,違いは木なのかという認識でした.削り器ですが,右手で手回しのハンドル,左手で鉛筆を支えると本体を抑えるためにクランプで固定する必要があります.この不便をなくすため,鉛筆を支えるクラッチがつくようになりましたが,これを使うと鉛筆軸に傷がつくのが嫌でずっとクラッチなしのものを愛用していました.その後電動式が普及していきます.
1年間米国で暮らしましたが,現地の鉛筆はEberhard Faber(ドイツのFaberとは別会社,詳しくはこちら)製で黄色の軸に消しゴムがついたものが広く売られていました.HBに相当する硬度はno.2と表記されていて,消しゴム付はそれなりに便利でしたが,高級感のあるものではありませんでした.
その後日本では三菱uni,トンボHOMO(のちにMONO)などの高級鉛筆が展開されるともに,アメリカでなじみのあった消しゴム付きの黄色い軸のものが中国製鉛筆として安く入ってきています.
またいつも高級品として存在していたのがドイツのStaedtlerとFaber-Castellの製品で,京都では丸善の文具売り場にならんでいました.
その後,シャープペンシルを常用するようになって,特に鉛筆を買ったりすることはなくなりましたが,数年前ステッドラーが初期の鉛筆を再現した組立キットpencilmakerをLumographの1ダースセットと組み合わせて販売しているのを見つけて購入しました.
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▲キットといっても簡単な構成です.溝が彫られた四角い軸片で芯をはさみ木工用ボンドで接着して,紐で縛り付けて赤い封印のようなものをつけて完成するもので,鉛筆の原型だそうです.そのままの状態で保管しています.
 
【鉛筆補助軸】
小学生高学年のころ,鉛筆をどこまで短く使うかをクラスで競い合っていたことがありました.ほとんど実用にならない1㎝ほどまで削り込んだものをマッチ箱に綿を敷いてコレクションをしている学友までいました.それは極端とはいえ,短くなると使いにくいので,それを支える軸として使われていたのが,鉛筆補助軸です.ブリキ製の筒で鉛筆を支えるものですが,現在も同じ型が売られているロングラン製品です.この補助軸の中にさらに短い鉛筆をためて入れ替えて使うという技までありました.
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▲最近買い直した当時と同じ形の製品です.下の筒だけのものが当時の記憶にあるもので,会社名は記されていませんが,現在も学童用文具を扱っているクツワの製品とおもわれます.そして,今日,消しゴム付き(中)やクリップ付き(上)のものも手に入ります.丸い軸は転がるので,クリップ付きのものが便利です. 
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▲補助軸はいくつか種類があって,一番上はいぶしたような色のもの,2番目は木のコーティングがついています.3番目からは比較的新しい製品と思われます.下の赤い軸はITO-YAのものです.
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▲この2本は軸が無垢なので長さの調整はできません.上がLyra,下がITO-YAです.ドイツの鉛筆は少し細めなのでLyra製品には日本製鉛筆は入れにくいです.
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▲そしてステッドラーも製品(900 25)を出しています.どうやら日本で企画された日本製品のようです.回転式のカバーがついた消しゴムがつきます.使いやすいので最近も良く利用しています.
 
【キャップの拡張?パーフェクトな鉛筆とは】
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▲軸の延長ではありませんが,芯を保護するうえではキャップが役立ちます.そこで消しゴムと削り器がセットされれば一本持ち歩くだけで維持できます.このコンセプトを実現したのがファーバーカステルの”パーフェクトペンシル”です.名前は大袈裟ですが,消しゴム付き鉛筆と削り器を内蔵したキャップのセットにほかなりません.
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▲これがUFOと名付けられたファーバーカステルのパーフェクトペンシルです.同社は高級品を展開しているので,これでも同社の中級品ですが,結構な値段です.集めたカードポイントの引換品として手に入れました.普及品もでています.
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▲UFO?の形をしたキャップを抜くと削り器がでてきます.通常より少し短めの消しゴム付き鉛筆がついています.携帯には便利ですが,長さの調整はできません.
これで軸長の調整ができればそれこそパーフェクトなのにと思っていたらありました!
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▲文具売り場で偶然見つけましたがメーカーはわかりません.透明軸の片側が鉛筆軸の固定,右側に削り器がついています.消しゴム付鉛筆を入れて,短くなっても軸長が維持できる,まさにパーフェクトな一品です.面白いデザインですが,すべてが透明な成形品では使いこなしたいようなオーラは感じられません.また露出した削り器では芯のカスがつかないか心配です.


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プラバンで作る動力“PlaPower(プラパワー)" [O-16.5mm (On30, O16.5)]

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【2段減速の動力】
Oナローの動力には天賞堂のパワートラックなどのモーターを軸間に置いた動力ユニットが広く使われています。これほどロングランな製品もないのではないかと思います。しかし、モーター上載せでいいから、もう少し減速比がとれる2段減速のものが欲しくなります。これには定番と言われる製品は少なく、値段も結構します。
パワートラックはプラのフレームに集電端子をとめただけの単純な構造ですが、通常の使用で軸受が摩耗するようなこともありません。ここはぜひプラで動力を自作してみたいと思うようになりました。
 
【ギアと車輪】
鉄道模型用のギア類はいくつか確保してあるのですが、軸径やモジュールが様々でどれを採用するか決心がなかなかつきませんでした。
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▲結局安くて融通がきく汎用品ということで,POWER’Sのブランドのモジュール0.5のプラギアを使うことにしました。
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このギアは2㎜の軸を使用します。ただしモーターはアルモデルの1㎜軸のものを使ったので1㎜-2㎜の変換用のパイプかブッシュが必要になります。車輪はカツミ規格のものです。カツミのピボット車輪は2㎜軸に車輪が押し込まれているので、引き抜き工具を用意して車輪を一旦抜いてギアを入れてから車輪をはめなおします。なお、9.5㎜車輪のものはアルモデルから発売されています。Hornbyなども2㎜のピボット車輪を別売していますし、2㎜軸は探しやすいはずです。車輪の引き抜きにはNorth West Short LineのPuller, Press Tool Setを使いました。
 
【設計】
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▲フレームはプラ板とプラ角棒を使って組んでいます。試作のあと再設計したものをPlaPower IIと名付けていますが、ホイルベース20㎜と24.5㎜のものを作りました。モーターとウォーム軸は平ギア8:24で減速し、ウォームは車軸の12歯ギアと合わせていますので1:36の減速比になります。
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▲プラバンに4両分の図面を切りこんだところです.
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▲フレームは、1㎜板で外枠を組み、2㎜角棒を0.5㎜板で挟むようにして補強しています.車軸は板の溝だけではなく角棒を入れて横方向を支えます。
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▲車軸を落とし込んだところ
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▲モーターとウォーム軸を支える1mm板は1.4㎜ねじでフレームに固定しています。当初の試作品では図面のミスでなんと0.5㎜もモーター軸がずれていたのですが、ねじ止めの孔を拡大して微調整できることや、ギアの粗さが幸いして走行上支障はありませんでした。精度の低い工作でもなんとかなるものです。
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▲ウォーム軸は端に1㎜板でつくったリングをはめて抜けないようにしていますが、簡単なもので何とかなるものです。
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▲集電は0.3㎜リン青銅線を用い、真鍮線とT字形にはんだ付けし、フレームにあけた孔を通じて真鍮線をモーター端子の孔に入れるだけで固定しています。 
 
【5年経過して】
 このままでは軽すぎますが、走行は予想したほどノイズもでずに快調です。この設計でホイルベース20㎜と24.5㎜のものをそれぞれ2台ずつ製作しましたが,そのまま5年以上になりました.ようやく,これを使った内燃機の製作に取り掛かっており,間もなく完成の予定ですので追ってレポートします.


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分割式パネルレイアウトの公開展示を振り返って [O-16.5mm (On30, O16.5)]

イベントや例会に手持ちで運べるような分割式のレイアウトを作り始めて7年ほどになります.イベントに出展すると,昨年と違うところはどこですか,と聞かれることがあるのですが,自分でもわからなくなってきました.そこでパネルレイアウトの進展をイベント出品(主に夏のJAMコンベンション)の経過とともに振り返ってみました.
 
【JAM2011:コンパクトトラックモジュール始動】
写真パネルを組み合わせでレイアウトを自由に組み替えられるというコンセプトで設計したのが以下のパネルです.
A2B3Track1.jpg  A2B3Track1
半円の半径は150㎜なので,トロッコ専用となります.これで下記のような組み合わせができます.
A2B3Track2.jpg  A2B3Track2
平らに地面を仕上げたパネルは箱に重ねて収納し,適宜ストラクチャーや山を置いて風景をつくるというものでNGJの会合などに持っていきました.
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▲そして2011年8月のJAMコンベンションはこのような組み合わせで出品し,トロッコの編成を走らせました.
 
【JAM2012:250㎜のカーブパネルを追加して】
半径150㎜の曲線での運行は小型内燃機(いわゆるクリッター)に特化され,Cタンクや軽便クラスの運行にはちょっと厳しいです.そこで小型軽便仕様として半径250㎜の半円パネルを2枚用意しました.A2パネルにちょうど半円が収まります.前回つくった分岐やカーブのパネルを利用するために隙間を埋めるパネルを用意しました.
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▲半径250㎜のパネルを使うとこのような形になります.中央の緑の部分が埋め合わせのパネルです.
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▲これは250~350㎜のカーブに設置するためのトンネルのユニットです.載せるだけで風景を分割する効果があります.
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▲そして2012年8月のJAMに出展しました.トンネルユニットやストラクチャー類を適宜並べています.Cタンクの編成などを運行しました.
 
【JAM2013:シーナリーを固定し,箱組で運搬】
A2パネルでつくる250Rの半円は何かと都合がよいサイズですが,置くだけのシーナリーではやはり物足りない気がしてきました.そこでシーナリーを作りこんで箱組で運べるものを次に計画しました.
A2TrackModule4_2013.jpg A2TrackModule4_2013
▲これがそのプランで,分岐部分を含めてすべて新しくつくりました.A2パネル4枚分で,そのうち3枚がそのまま,残り1枚を4分割して側線にしています.
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▲このようにA2パネルを両側にしてすべてのパネルを間に滑り込ませて厚さ25㎝の箱組に収納できるようにしました.
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▲2013年のJAM展示です.ストラクチャーは固定(ねじ止めで,はずせます)ですが,軽量化しており,屋根が外れた以外運搬中の問題はありませんでした.
 
【JAM2014:パネルを追加,組み立て式トンネルを設置】
このモジュールを継続して使うことにし,延長用のパネルを追加しました.ただし,荷物が増えないように,延長部分はフラットなパネルのままにしました.
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▲これが2014年のJAM展示です.風景に変化をつけるために延長部分(左から二つ目)の奥に組立式のトンネルをかぶせてみました.
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▲箱組のパネルは厚さを25㎝から22.5㎝に縮めました.
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▲これらはすべてこのような手持ちの荷物にまとめています.スーツケースの中に箱組のパネルが収まっています.
 
【JAM2015:さらにパネルを追加して待避線付きに】
そしてさらにパネルを追加してレイアウトの幅は227㎝になりました.
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▲基本的には今までのものにパネルを追加したものですが,待避線を入れたので一部入替をしています.
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▲増設部分は地面を仕上げただけです.これらの部分は箱組にするスペースがないので袋にくるんで運搬します.
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▲これが2015年のJAM展示になります.かなり余裕のある大きさになっています.箱組にできないパネル上の樹木やストラクチャーは現地で整えるため,設置には少し時間がかかります.
 
【JAM2016:新たな150Rの箱組レイアウト】2016-09-11
今までのものとは別に,クリッターや豆タンク専用の150㎜カーブのシーナリー付きのレイアウトをまとめました.A2パネル2枚を横長に2枚つなげたもので,2枚を箱組にして収納,運搬します.詳しくはこちら:
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▲これを2016年のJAMに展示しました.作りだめた小屋をならべてまとめたもので,側線は従来のパネルとつながています.作風がマンネリなので,あまり代わり映えしないかもしれません.
 
【軽便模型祭2016パネルの組み合わせを変えてS字シャトル運転】2016-10-10
 JAMの一か月後に開催される軽便模型祭ではクリッターズクラブに車輛作品で参加させてもらっています.しかし,この年のお題は自動往復運転でした.タイマーICを使った自動往復ユニットは以前に購入したものがあったのですが,一度も使ったことがありません.そこでこの機会に使ってみることにしました.クリッターズクラブの出展スペースは限られているので,コンパクトにまとめる必要があります.こうして作ってあった150㎜半径のパネル(2011JAM出展)が活かされることになりました.
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▲これがシャトル(自動往復)運転のプランです.緑とピンクの部分が新しく作った部分です.組み合わせを変えれば単純エンドレスになることが解ると思います.
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▲これが2016年の軽便模型祭クリッターズクラブへの出品です.工事用軌道の雰囲気のなかで編成が自動往復します.
 
【JAM2017:S字のシャトル運転を拡張してなべトロの自動転倒を実演】
 シャトル運転をもう少し楽しみたいと思い,在来のモジュールを組み合わせて路線延長を行い,さらに終端で繰り返しなべトロの自動転倒ができるような配置にしてみました.
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▲これが2017年のJAM展示で,S字カーブのEnd to endですが,途中に側線を設けています.左端になべトロの転倒装置があり,右側にホッパーがあります.バラストをホッパーから落として運ぶ実演もできましたが,その部分は手作業なので自動化が課題です.
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▲タイマーICによる自動往復でアルモデルのなべトロが転倒装置を出入りする様子は眺めていても楽しいものです.
 
【軽便模型祭2017は150㎜半径の変則配置で】
この年,軽便模型祭のクリッターズクラブに出品したのは150㎜半径のモジュールの変則配置です.
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▲クリッターを走らせるのが目的ですのでレイアウトで新しい部分は側線分岐の部分の三角地帯を埋める地面だけでした.
 
【模型芸術祭2018:250㎜半径モジュールをリノベーション】2018-03-26
シーナリー付の箱組ではやはり荷物が大きくなります,しかし置くだけでのシーナリーでは物足りないままです.そこでパネルは重ね収納・運搬とするものの,ストラクチャーの土台だけはしっかりパネルに固定し,本体は展示先で固定する方式としました.
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▲こちらが2018年3月の池袋鉄道模型祭の展示です.2013年の展示と同じパネル構成ですが,可搬性を維持しながら,充実したまとまりのあるものになったと満足しています.
 
さて,いよいよ2018年のJAMが開催されます
芸術祭以後,このレイアウトはわずかな進捗がありました.2018-04-23
というわけで芸術祭とほぼ同じものを出展する予定です.
なおイベントではSナローの展示もしてきましたが,こちらは今のところ進捗が停まっています.

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再びウェールズへ(10)ウェールズを離れて路面電車博物館へ [鉄道巡り]

【Crich Tramway Village】
7日目はロンドンに移動するため,朝にウェールズを出発しました.この日はスケジュールがオープンだったのでTさんの提案で路面電車博物館(National Tramway Museum, Crich Tramway Village)を訪ねることになりました.クライチ(Crich)はDerbyの北にある小さな町でMachynllethからはバーミンガムを経由して220㎞,3時間ほどかかります.
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米国では路面電車博物館をよくまわりましたが.最近はちょっと関心が遠のいていて,ましてや英国型は特殊なので,まったくの予習不足で訪ねることになりました.
博物館は結構辺鄙なところにあります.Crich一帯はかつて石灰鉱山が広がっていて.鉄道の父といわれるGeorge Stephensonがあたりの鉱山の経営にも関与しています.1435㎜という妙な標準軌をつくったのは彼ですが,ここで建設された鉱山鉄道はなせか英国では珍しいメーターゲージです.建設に関わった技師がベルギー人だったからではないかということです.この鉱山鉄道が廃止された後,レールの多くを引き取ったのは復興中のタリスリン鉄道ですが,跡地利用を考えたのは路面電車の復興団体でした.1959年に残されたレールを利用して標準軌を敷設し,路面電車の動態保存が進められたようです.
そして今日では英国型を中心に50台以上の車輛が集められた屈指の動態保存博物館となっており, 20世紀前半の街並みを模したテーマパークのCrich Tramway Villageとして公開されています.現在1.4㎞ほどの路線で運行されています.日本の明治村のような印象です.
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▲終端のTown End. Chesterfieldの2階建てとベルリンの単車が待機しています.ドイツ型はめずらしいですが,2階建てのポールと大きなパンタが同居するというのも模型的で愉快です.
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▲Town Endから併用軌道の石畳の道が広がります.古い看板や建物が情景を演出しています.
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▲左側奥がTown Endです,右側に修理庫,車庫,保存館が並んでいます.
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▲修理庫は上からレストア中の車輛をみることができます.
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▲車庫の一部は開放されています. BlackpoolのToastrackです.
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▲屋内の展示博物館は路面電車の歴史が一目でわかるように馬車軌道から,英国最後の市街鉄道として1962年まで存続したグラスゴーの電車までが順に展示してあります,ちょっと余談になりますが,グラスゴー市電は1416㎜という特殊ゲージで,動態のものは標準軌に改軌されています.この2㎝狭い理由が意外でした.軌道に標準軌の貨車を通すためらしく,路面電車と比べて高めの貨車のフランジを路面レールの側溝にはめる必要があったからだそうです:
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▲台車もいくつか並べられていました.
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▲2階建てのデッキにのり,車庫方面を眺めます.
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▲陸橋をくぐる部分は2本の線路が寄せられたガントレットになっています.
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▲車庫近くから陸橋方面を眺めます.
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▲オープンデッキの2階建てはLondon市電
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▲切符切りの車掌さんが回ってきます.Village入場の際には古いコインが一枚渡されます.それを使って一日切符を手に入れるという手の込んだ演出です.
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▲路面電車はGlory Mineに向かいます.木立の隙間から鉱山設備が見えますが,稼働しているのでしょうか?
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▲終点のGlory Mineで折り返し,一駅手前のWakebridgeで降りました.
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▲線路脇に鉱山設備が並べられています.
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▲趣のある釣瓶です.
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▲小さな機関車です.
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▲あたりは自然公園として整備されています. 
 
ほかにも興味深い産業史展示や設備がたくさんありました.詳しくはこちらのサイトからどうぞ:
 
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▲このあとはバーミンガムでレンタカーを返し,列車でロンドン・ユーストン駅に着きました.
 
以上が旅の見聞録です.
英国とりわけウェールズの鉄道には今まで縁のなかった私ですが,一人旅のあと1年たたないうちに同好の友人たちと再びでかけることになるとは思ってもいませんでした.詰め込みすぎた見聞を消化するのにはまだ少し時間がかかりそうです.
おつきあい,ありがとうございました.


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再びウェールズへ(9)タリスリン鉄道の一日 [鉄道巡り]

【Talyllyn Railway】
6日目は一日タリスリン鉄道(Talyllyn Railway, TR)で過ごしました.(昨年のようすはこちらです:
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▲カンブリア線に隣接して(写真左方向)TRのTywyn Wharf駅があります.
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▲出発の準備をしていたのは1号機Talyllynの編成です.これに乗って往復します.
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▲途中で給水です.
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▲終点までは55分.機回し中
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▲戻りの準備中です,帰路はAbergnynolwynで30分休憩します.
平地ではトンネルのような石橋が随所にありますが,車輛限界は結構ぎりぎりです.最後部で見送っていきます.
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▲様々な形状のアーチをくぐりながら起点に帰ります.
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▲Wharf駅に戻ると3号機Sir Haydnがいました.これはCorris Railwayから来た一台で2012年からボイラーの修復に入って,4月に戻ってきたばかりです.まだ慣らし運転でしょうか?
このシーズン,まだ平日は2往復で,この日の牽引は1号機Talyllynに任されたようです.そこでこの後は午後の便を車で追うことになりました.
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▲車でBrynglasに向かい,やってくる午後の列車を待ち構えます.
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▲駅に入ってくるところをみんなで撮影します.
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▲道路と並走し,この先は山合に入っていきます.
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▲背景画にしたい風景が広がっています.
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▲Abergnynolwynから終点のNant Gwernolまであと少し.木立の中を進みます.
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▲降りてくる列車を車庫のあるPendreで待ちます.
Pendreでは車庫を案内していただきました.
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▲昨年まで赤色で活躍したAndrew Barclay 製6号機Douglas(絵本のDuncan)は青色に塗り替えられて車庫の中です. RAF100のステッカーが貼ってあります.
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▲そもそもこの機関車は空軍基地に収められたもので,今年は英空軍(RAF)ともに誕生百年を祝うため,青色に変えられたのでしょう.Airservice constructional corps 1号機の銘板が誇らしげにつきました.
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(▲参考までに昨年(2017.7.26)のDouglasです.)
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▲車庫前には2号機Dolgochがいました.やたら動軸の間隔があいている特徴的な形をしています.
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▲Dolgochは本日の仕事を終えたTalyllynに押されて車庫へと向かいます.
Sさんのビデオクリップはこちらです:https://twitter.com/sugaharu58105/status/1005713305074143232
 
このブログをあげる前の週末は機関車総動員のイベント,その少しまえは青く塗られたDouglasと戦闘機Spitfire(レプリカ)を並べて空軍の百年祭の行事が行われたようです.Webにはライブ映像がありますので,時刻表を確認しながら見るのも面白いです.
 
今回のウェールズ保存鉄道の訪問はこれで最後です.帰路はちょっと違うところに寄ります.


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再びウェールズへ(8)町を散策 [鉄道巡り]

【Machynlleth】
5日目からはMachynllethに2泊しました.マッキンレーと書かれているものもありますが,発音に近い表記はマッハンスレス? 正しくはこちらをお聞きください:
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▲宿泊した街中のホテルでゆっくり夕食をとることにしました.
すると隣の席では地元の人たちが仲間の誕生日を祝って盛り上がっています.そして一人の方にこちらの旅の目的を話すと,みんなにお土産があるので5分ほど待ってくれとのことです.
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▲これが5人でいただいたお土産?です.なんでもコルリス鉄道(Corris Railway, CR)にまつわるものとのことです.その愉快な方は骨董屋さんのようでした.
そのコルリス鉄道(Corris Railway, CR)ですが,かつてはこの町周辺までカバーしていた路線でタリスリン鉄道(TR)と同じ2ft3inゲージです.国有化後すぐに廃線となり,間もなく復興が始まったTRに機関車が引き取られています.こちらは遅れて保存鉄道としての復興が始まっています.是非訪ねかったのですが,週末だけの運行で調整がつかずに断念しました.サイトはこちらになります:https://www.corris.co.uk/
 
Machynllethは歴史的な街並みが残っているので少し散策してみました.なお,街並みはchitetsuさんが特に関心を持たれているので,こちらのブログに今回の旅で回った街並みや建物のことが綴られています:http://tatemonomeguri.blogspot.com/
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▲宿泊したホテルです.
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▲町の中心にある時計塔です.
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▲右側がお土産を持ってきてくれた骨董屋さんのお店のようです.朝の撮影なのでお店はしまっています.
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▲何気なくのぞいた建物ですが,歴史的な議事堂でした.
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▲こちらは古い商家です. https://en.wikipedia.org/wiki/Royal_House,_Machynlleth
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▲どれも店構えが絵になります.
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▲かなり大きな生協のスーパーですが,古い建物を利用しています.
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▲廃墟もありました!
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▲ホテルの裏側にある駐車場からのアプローチです.配管がすごいですが,窓と配色を合わせています.
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▲駐車場側にあった建物です.表面は木の下見板,石,土が組み合わされています.
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▲看板にCentre for Alternative Technologyとあります.”代替技術センター”として日本語wikiがありました.
水槽バランスによるケーブルカーもあり,時間があればいってみたいところです.
 
ということで,鉄道の写真は一枚もありませんが,ここを拠点してタリスリン鉄道を訪ねます.


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再びウェールズへ(7)鉱山用蒸機の宝庫 [鉄道巡り]

【Bala Lake Railway】

フェアボーン鉄道を後にして,次は内陸にあるベラ湖畔鉄道の起点Llanuwchllyn(スランイウフスリン)に向かいました.こちらは597㎜などの変則ゲージではなく,産業用の標準機2ft(610㎜)ゲージです.ハンスレの鉱山用蒸機が集まっていて現役で活躍しています.


(前回の訪問記はこちらです:2017-10-25

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▲到着すると出発列車が待機していました.当日の牽引は赤いGeorge B (Hunslet #680, 1898年製).昨年レストアされたばかりです.出発前に車庫を案内してくれることになりました.


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▲Maid Marian (Hunslet #822, 1903年製)は整備中のようでタンクがはずされていました.

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▲Alice (Hunslet #780, 1902年製)はいつでも出動できそうです.

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▲昨年,車のミニとトラクターが置かれていた場所には妻板のようなものが置かれていて作業中の模型のようです.

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▲昨年活躍していたWinifred (Hunslet #364, 1885)は車庫に入口にいました.その他のハンスレ機は客車の車庫のほうに入れてあり,順番に写真に収めることができました.

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▲Holy War (Hunslet #779, 1902年製)です.

以上,動態で保存されている鉱山用ハンスレ機5台をすべて確認することができました.5台中3台がオープンキャブです.

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▲もう一台の蒸機はPeckett 製の0-6-0,Triassic (#1270, 1911年製)です.FRのボストンロッジにも貸し出されたことがあり,個人コレクションの博物館として知られるStatford Barn Railwayにも車庫が手狭な時期に移されていたようです.ハンスレ機と比較するとサドルタンクの形状が半円なのがなじみやすく,模型でほしい一台です.

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▲Ruston & Hornbyの内燃機,Lady Madcapです.名前が愉快です.

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▲さてGeorge Bの牽引で湖畔にそってBalaまでを往復します.終点で機回し中

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▲折り返しの準備が整いました.

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▲湖畔を往復しました.


Sさんのビデオクリップはこちらです:https://twitter.com/sugaharu58105/status/1005034251572531200


タリスリン鉄道と同様,こちらの蒸機たちも絵本になってキャラクター化されています:


それにしても絵本サイトにしてはURL名にびっくりします!


もう少しゆっくりしてもよかったのですが,訪問時は時々雨が降るあいにくの天気.最終日に予定していたレイドール渓谷鉄道の訪問が時間的にきびしいことがわかり,せめて走行風景を追いかけようと,向かいました.


【Vale of Rheidol Railway】

(前回の訪問記はこちらです:2017-11-05

レイドール渓谷鉄道(Vale of Rheidol Railway, VoRR)はこの日2往復の運行で,17:15にアベリストウィス(Aberystwyth)に帰ってくる列車なら間に合うというTさんの提案で一駅手前のCapel Bangorを目指しました.

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▲横の黒いラインがVoRRの路線で,ローカル線とAberystwyth に向かって並行しています.Capel Bangorは地図右の赤丸のあたりです.

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▲列車がCapel Bangorに入ってきました.渓谷から戻る列車は脇にはりだしたキャブ側が進行方向になるので正面方向から見ると武骨な表情です.

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▲駅に停車中です.

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▲そのあと列車のあとを追ってアベリストウィスに向かいました.国鉄併合時代があったからか機関庫などの設備が立派で大きいです.

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▲アベリストウィスは前回3泊したところ.ローカル線の列車も到着していました.

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▲一日の仕事を終え,間もなく車庫に収納されます.


Sさんのビデオクリップです:https://twitter.com/sugaharu58105/status/1005390957297074177


このあと宿泊先のMachynllethに向かいました.




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再びウェールズへ(6)何度かゲージを変えたミニ鉄道 [鉄道巡り]

【Fairbourne Miniature Railway】

5日目は3泊したポースマドッグを離れて,車で巡ることになりました.まず訪れたのはポースマドッグから50kmほど走った海岸沿いにあるフェアボーン鉄道(Fairbourne Miniature Railway, FMR)です. 



ゲージが311mm(12・1/4in)というライブスチームのようなミニ鉄道です. 

フェアボーンと河口の対岸にあるバーマス(Barmouth)は砂浜が広がる保養地で,フェアボーン側は砂州のようになっており,対岸に渡るフェリー乗り場までをつなぐ3.2kmの路線になっています.ローカル線(Cambrian Line)は遊歩道を備えた橋Barmouth Bridgeが河口に架かっていますが,車の場合,かなり内陸まで迂回する必要があります.前回は内陸側にあるベラ湖畔鉄道を訪問してから海岸沿いのバーマスにでて,そこからフェアボーンにフェリーで渡る計画だったのですが,汐の関係で乗り場が移動しており,遊歩道があるにせよスーツケースを転がしていく気力はありませんでした.結局,時間の関係でカンブリア線にのってフェアボーンは通過したので今回の訪問を楽しみにしていました.


ゲージに関しては複雑な変遷を経て今日の姿があります.

もともとは対岸への舟の渡し場までの馬車軌道として1895年に2ftゲージで開業しています.そして1916年に15inゲージの鉄道としてBassett Lowke製の蒸機が導入されます.ロムニー鉄道と同じゲージですね.その後オーナーが代わったりしますが,蒸機は増備されていきます.1926年には18inゲージの車輛が導入され,途中駅まではデュアルゲージとなりました.しかし,このゲージの車輛には走行上の問題があり間もなく廃止,全体の運行も大戦中の1940年に休止となります.1947年には再興されるのですが,70年代になって観光客の減少に悩まされます.

一方,1978年フランスで311mm(12・1/4in)ゲージの鉄道が開業します.廃止された鉄道の路盤を利用して5㎞の区間で開業されましたが,諸事情で1年後には廃止となりました.そのオーナーがフェアボーン鉄道を買い取り,保管車輛を走らせるために 311mm(12・1/4in)ゲージへの変更工事を行い1986年再開したのが現在の姿らしいです.フランスでの様子についてはこちらに記載されています.


不要になった15inゲージの車輛はあちこちに引き取られたようで,そのうちの一台Ernest W. Twiningは修善寺虹の郷にきています.


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▲車でフェアボーンに到着,カンブリア線の駅に隣接して車庫と出発駅(道路向こう側の手前)があります.

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▲車庫とのぞき込んでみると,出発準備の車輛がいました.縮小コピーですが,標準軌ではなく,ナロー機が対象なので,ロムニー鉄道のようなミニチュアライブのような雰囲気ではなく,一人前の鉄道の雰囲気です.

そして奥にダージリンの機関車を見つけました.

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▲1/2サイズのダージリンの蒸機が目当てできましたというと,わざわざトラバーサーのところに出してくれました.このダージリン機はフランスからの発注で名称もFranceだったのがこちらに来てSherpaとなりました.1978年製

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▲Sさんがショーティの模型を持参していたので一緒に記念撮影!

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▲ハンスレのコピー機Qwrilはバテロコらしいです.

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▲ヤードには4半円のターンテーブルと移動式の分岐があります.

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▲これはFlexitrackで,部分線路をずらして分岐先を選択します.

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▲当日の牽引はYeo.これもフランスから渡ったもので元の名はJubilee,1978年製

フェスティニオグ鉄道にもあったLynton & Barnstaple RailwayのManning Wardle機がプロトタイプということで人気があるんですね.

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▲蒸機がつながって出発準備が整いました.手前の線路のように途中まで15inとのデュアルゲージが続いていますが,線路は錆びていて最近使われた形跡はありません.

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▲車内の様子です.海岸に近い草地の中を走行します.

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▲終点近く.遠方に見えるのが河口を横断するカンブリア線の鉄橋Barmouth Bridgeで遊歩道があり,両岸を往来する散策コースがあります.


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▲終点駅に到着.ここからは対岸にわたるフェリーがでています.この日は寒さが戻ったような天候で,人出は今一つでした. 

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▲終着駅はループ線になっているのですが,当日の運行は折り返しでした.出発側のターンテーブルは90度しか回らないので機関車の向きを変えたいときに使うのでしょうか?

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▲向こうにみえるのが対岸バーマスです.

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▲機回しが終わり,戻る準備です.

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▲こんな風景が続きます.

極端なミニゲージですが,ナローの車輛をモデルにデフォルメされていて,運転席がキャブ内にあるので,ライブスチームの感覚ではなく,立派な鉄道の雰囲気がありました.ただし,一両だけ標準機のミニチュアを保有しているようです.


Sさんのビデオクリップがこちらにあります:



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再びウェールズへ(5)ボストンロッジの車庫 [鉄道巡り]

【Boston Lodge】
フェスティニオグ鉄道(FR)はハーバー駅(Porthmadog Harbour)を出発するとCobと呼ばれる干拓用築堤を渡りますが,渡りきったところに車庫と工場を兼ねるBoston Lodge Worksがあります.ウェルシュハイランド鉄道(WHR)も同じ事業体ですので,この車庫は両線の現役車輛や修理中の車輛が保管されています.見学は予約が必要とのことで,前回訪問時は切符売り場で問い合わせ先の電話番号を書いた紙を渡されたのですが,時間がなく,築堤から写真を撮っただけでした.今回も同様の対応で,電話番号を教えてもらったのですが,Tさんが朝から何度か電話してもつながりません.結局FR線で戻る途中,Boston Lodge駅で降ろしてもらい,事務所で事情を話したところ見学の許可がもらえました. 
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▲Boston Lodgeの駅から上がったところです
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▲この工場・車庫はCobを建設するために土砂を切り出した跡地に建てられています.多くの建物がならんでいて,その一部とヤードを見学しました.
なおFRが保有する車輛についてはこちらに一覧と解説があります:
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▲ラジエターにPlanetというブランドがついていますが,1954年Hibberd 製のディーゼル機Upnor Castleです.英空軍で使われのち,いくつかの路線を経て1968年にやってきて2ft.6in.ゲージから改軌されています.
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▲1965年Hunslet製の8.5トン機Moel y Gestです.前述の機関車と同様,英空軍で使われのち,2004年にやってきて改軌されています.
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▲モザンビークからの注文流れ品で,1983年Baguley-Drewry製のディーゼル機Harlech Castleです.
これらの珍しい内燃機の維持は結構大変そうで部品取りの機関車もあるようです.
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▲機関庫の前には機関車の下回りや車輪が転がっています.ゲージが狭い(597mm)からか車輪が模型並みに厚く見えますね.
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▲車庫からの眺めです.
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▲2010年にここで製造された2-6-2型蒸機Lydが車庫にいました.2台のフェアリー機とともに旅客輸送に稼働中です. Lynton and Barnstaple Railwayで使われたManning Wardle製機関車のレプリカでSouthern Railwayの塗色で仕上げられています.
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▲1893年Hunslet製の2-4-0 Lindaはオーバーホール中
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▲これは最近引退した双頭フェアリー機Earl of Merionethの下回りでしょうか?新しく建造予定の機関車に流用されるのかもしれません.
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▲ナミビアのダイアモンド鉱山用に南アフリカで1993年につくられたB-B型のディーゼル機Vale of Ffestiniogです.
この写真の反対側にはFRの開業時の蒸機でリビルドされたPrinceなど貴重な機関車がいくつか保管されていましたが,収蔵庫の照明がなく,撮影はあきらめました.アメ車もあったはず.
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▲これは中国の蒸機,C2型0-8-0のキャブとテンダーの残骸です.全くの予習不足で実機のことを良く知らないのですが, Tさんが車庫の外に放置されているのを見つけて教えてくれました.そのWebサイトには作業状況が記されています:
それぞれの復元事業はプロジェクト制になっていて車庫も別にして収納されているため,担当者に会うことができないと進行状況などを確認することは難しいようです.
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▲客車用の車庫です.
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▲この車庫ですが,手前に開いている扉に注目です.スパイラルのところの建物もそうでしたが,窓枠は描かれたものです!
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▲車庫を見て回っている途中で築堤から列車がやってきました.
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▲15:50発のBlaenau Ffestiniog行きの最終列車です.
 
【築堤を渡ってハーバー駅へ】
Boston Lodgeから起点のハーバー駅まではCobが2㎞ほど続きます.線路脇が遊歩道なので歩いて戻ります.
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▲一日の仕事を終えたガーラット機が回送されてきました.Cob脇の遊歩道で列車の通過を眺めながら,ゆっくりとハーバー駅に向かいました.
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▲ハーバー駅に戻って一息つきます.やがて18:30着の最終列車が返ってきました.
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▲駅の奥は蒸機のメンテ場所になっています.灰落としと給炭を済ませるとBoston Lodgeの車庫に回送されます.
 
ハーバー駅構内は模型,書籍を扱う売店とビールを飲みながら食事ができるバーが隣接しているので夜までゆっくり過ごせる楽園です!ポースマドッグはもう1泊して明日は移動します.


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