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カーモデル,半世紀前の写真 [アメ車プラモ]

50年ほど前に撮った1/24-25カープラモの写真がでてきました.

ベランダや屋根で撮ったものです.これらのキットは多くは今でもときどき再販されています.

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友人の作品とともに並べられたストックカー.左から'66 Chrysler 300 (Jo-Han), '65 Chrysler 300 (Jo-Han), '62 Dodge Dart (Jo-Han), '65 Plymouth Fury (Jo-Han), '65 Rambler American (Jo-Han), '65 Lincoln.

入手可能と言っときながら,ここにあるのはリンカーンを除いてジョハン製.残念ながらジョハン社は型が引き継がれずに消滅しているので今なら在庫品を探すしかありません.

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レベルの'57シボレー.トランク,ドア,前輪ステア可動ですが,つくりにくく,AMT,ジョハンなどのプロモモデルメーカーとの設計の違いが明確です.ストックのほかレース仕様パーツが含まれていますが,オプションパーツは多くはありません,たしかセールで安かったから購入したものです.今もレベルからこの旧モールドと新モールドが混在して発売されていますので,十分注意して選んでください(笑).

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この2台は着色モールドなので,塗装しなかったもの.

左はAMTの'40フォードクーペ.右はレベルの’32フォードセダンをベースにしたOrange Crate.

どちらも最近再生産されています.Orange Crateはレースとショーカーを兼ねたもので,モデルとして車体もチルトするのにドアが開くといういかにもレベルらしい設計.

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以上3台は新しく手にいれています.それがこちら.当時のOrange Crateはオレンジ色のモールドでしたが,現在は白.かわりに'40フォードはオレンジモールド仕様を入手(笑)


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手前左からJaguar Type E (Aurora),Mercedes Benz 500K Roadster (jo-Han), '31 Rolls Royce (Monogram), '32 Cadillac Phaeton (Jo-Han), Bugatti 35B (Monogram), Mercedes Benz 300SL (AMT), '57 Ford (AMT)

後ろのフォードはAMTにしては数少ないドアが開くモデル.オーロラとジョハンを除いてはときどき再販されています.ただしストック仕様のみの300SLはタミヤから精密なのがでたので,魅力は少なくなりました.

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ジャガーと’31キャデラックに挟まれているのはモノグラムのショーロッド,Boot Hill Express.骸骨がついているのでジョハンの霊柩車についていたお棺の前でポーズ!

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こちらロールスとならぶのがジョハンのキャデラック霊柩車.お棺が担架に変わった救急車もありました.さらに霊柩車をカスタムカーにしたHaulin' Hearseなるキットが最後に登場.ただしお棺は入ってなかったそうです(笑).

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手前は'66 Chrysler Imperial(AMT). カスタムピックアップの仕様で組み立てたもの.

奥はChrysler Turbine Car (Jo-Han). ドア,窓,トランク,前輪ステア,シート前倒しのすべてが可動という珍しいモデル.

アメリカのキットといえば無造作にパーツが箱詰めされているのが常です.いまでは一応ポリ袋に分けられていますが,当時は直接箱に投げ入れたような包装で,パーツの傷みなどは我慢しなければいけない状況でした.それに対してジョハンのゴールドカップシリーズはFrame-Pakというランナーが外枠になっていて他の部品とあたらないように箱ギリギリにランナーが積みあがる構造を採用していました.まさにパッケージングが芸術でした.このタービンカーもそのシリーズで,プラモデルの歴史に残る一品だとおもいますが,なぜか車種に人気がないようで現在でも比較的安く在庫品が出回っているようです.

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前左から'53 Ford Truck (AMT)とWild Dream (AMT)

フォードトラックはときどき再販される定番モデルで溶接ボンベなどが付属したサービスカー仕様にできます.

Wild DreamはKing Tと2台同梱のショーロッドのダブルキットとしてリリースされ,ディスプレイ台付でした.片割れのKing Tは今も捨てられずに残っています.これは当時AMTから独立したMPCがその条件として初版をAMTブランドで出させたもの.のちにそれぞれが単品キットとしてMPCからリリースされました.現在も型を活用した派生キットが残っています.後ろ右は同様の経緯の'65 Dodge Coronetで,MPCが生産したAMTブランド品でした.


残っていた写真はこれぐらいです.写真で当時を思い出しながら買いなおしたキットをときどき眺めている昨今です!

カタログ,キットの価格 [アメ車プラモ]

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 大学生になり,東京に住む祖母を訪ねる機会が増えました.当時の東京丸の内の構内には洋書雑誌のコーナーがあり,そこで見つけたのがAuto Worldのカタログです.もうすでに熱はさめはじめていましたが,米国のキット事情を知る手だてがほかになかったので,このカタログはとても重宝しました.米国に滞在したことがあるとはいえ,当時まだ直接取り寄せるなどという方法も見いだせず,ただうらやましくカタログを眺めるだけでした.しかし,なんでまたカタログが売られていたのでしょうか?Auto Worldは車の模型通販の大手で,スロットレーシングにもかなり力を入れていましたが,後に姿を消します.しかし今日AMTなどのブランドを展開するRound2によって商標が買い取られ,小売り事業を再開しています.
 ここで,当時のキットの価格を思い出してみましょう.1/25キットの価格は$1.5か$2が普通でした.そして日本では$1が¥360の固定相場の時代で,$1あたり¥600で売られていました.つまり一箱が900円か,1200円ですね.同じようなスケールの日本製キットの価格は300円から500円くらいでしたので,かなり高価なものでした.しかし,年式の古いものは結構半額セールなどをやっていたので,安く手に入れたものも少なくありません.また,Revellの製品はマルサンやのちにグンゼなど代理店などの扱いになっていたものが多く,他の製品より安く$1あたり¥480に設定されていました.
 さて,それまで日本製の多くのキットはディテールよりもモーターを積んで走らせることが主眼でした.しかし,やっと精密なディスプレイモデルのキットが登場します.タミヤから発売されたホンダやロータスのF1フォーミュラカーのキットで,スケールは1/12でした.その値段は1200円でしたので,輸入1/25キットの価格とならびます.一方,Auto Worldのカタログを見ると,これらはMRCのブランドで$12で売られているのです.つまり米国では現地1/25キットの6倍の価格で売られていることになります.今日でも米国ではタミヤなどの1/24キットはAMTやRevell製品の2,3倍の価格で売られています.日本の製品はそれに見合う高い品質が評価されているわけです.しかし,わたしは相変わらず箱を開けてみないと詳細がわからないAMTなどの雑然としたキットの魅力から逃れることができず,整いすぎている日本製品には興味が沸きません.

製作ノート,組み立て説明書,当時のキットの印象 [アメ車プラモ]

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 1960年代に作ったプラモデルはほとんど残っていないわけですが,幸いなことに製作ノートと組み立て説明書が残してありました.ノートはA5サイズで1ページ3台ずつ,購入記録と簡単な製作メモが記載されています.筆まめでは決してないので文章はほとんどありませんが,記録にはこだわったのが幸いし,記憶を取り戻すことができるのです.
 記録は1960年に家族で米国で1年暮らしたときに買ってもらったJo-hanのプロモーションモデルから始まっていますが,本格的に開始したのは友人との競作を開始した1965年です.大学に進学した1969年には購入がまばらになり,記録が途絶えています.長い期間を楽しんだような記憶でも熱中したのは4年ほどだったということがわかります.
 ここで当時の主なキットメーカーの印象を述べておきます.模型製作の楽しみを増やしてくれたのはやはりカスタマイジングキットであり,AMT,MPCそしてJo-hanの製品でした.MPCはAMTからデザイナーが独立したもので,MPC初期の製品はAMTブランドになっているものもありました.京都に住んでいましたが,Jo-hanの製品も豊富に模型屋にならんでいました.箱絵が優れていたのはAMTで,Jo-hanは地味ながらモールドが丁寧でした.MPCはその後AMTの所有会社と同じ系列となり,現在はリンドバーグなどのブランドも含めてRound2により継続しています.Round2は古い金型を修復し,当時の箱絵を復活させて再生産しているのはうれしい限りです.残念ながらJo-hanだけは引き継ぎ会社がなく,再生産はありません.
 プラモデルの世界ではRevellとMonogramの製品が品質の高さで知られています.しかし当時の車のプラモでいえばAMTなどと比べて一段見劣りがしました.当時恰好のライバルだったRevellとMonogramは現在同一会社になっています.新製品のブランドをRevellに統一し,Monogramブランドは一部の再生産品に使っていますが,元のブランドと異なっていることもあり,混乱します.Revell(米国製は1/25)とMonogram(1/24)はかなり製品の性格が異なるからです.Revellは組み立てを楽しむという往年のプラモデルのコンセプトで製品化されており,部品点数が多く,ドアやステアリングなどの可動部分が多いのが特徴です.その代わり組み立てには難航し,修正が必要です.完成時の満足度は高いものの,カスタムパーツのあるキットは少なく,そのパーツもあまり魅力的ではありませんでした.これに対しMonogramのキットは組みやすく設計されていましたが,他社と比較して大味な印象を持ちました.Monogramの特徴としてはパーツが何色かの着色済みになっていることで,塗装しなくても良い点は塗装環境が十分ではない当時としては大変ありがたいものでした.カスタマイジングキットはごく限られていました.

製作後半世紀を経て生き残ったプラモデル [アメ車プラモ]

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 10代のころ,アメ車プラモデルの製作に熱中しました.その魅力はオプションパーツが豊富なカスタマイジングキットの形態にありました.組み立てそのものは簡単で,自分好みの仕様に仕立てられる自由度があることがキットの魅力でした.仕上げの決め手は塗装ですが,当時は限られた色のプラカラーを使って,薬剤噴霧器を改造したポンプで吹き付けていました.スキルも上達しないまま満足の行く仕上がりにはなかなか到達できず,そのうち鉄道模型に手を出すようになってプラモデル製作からは遠ざかりました.実家を離れてからはそのほとんどが捨てられることになりましたが,ガラスのショーケースに収まっていた数台が半世紀を経た今日まで残されました.それがこの写真です.
 好みのモデルが残ったというよりも,塗装作品には不満があったので,塗装を免れた作品が偶然残ったということです.一つずつ作品を簡単に説明します.
 右端にあるのは1929年型フォードウッディーワゴンで,木目のリムの部分は塗装しています.MPCがWild Onesというパッケージで販売したもので,車体はオープンのピックアップが含まれており,それぞれホットロッドにもなる4仕様キットです.脇の自転車も付属します.
 正面にある破損状態の一台はAMTのT型フォードをベースにしたショーロッドKing Tで,塗装しています.これはもう一台のショーロッドが組めるダブルキットでした.AMTブランドとはいえ分化したMPCの製造(その後両社は統合したのでどうでもいいことかもしれませんが)で,その後MPCから数々の派生モデルが登場します.その左にあるのはMPCの1933年型シボレーパネルトラックで,キャデラックをそのまま縮小したような意匠です.そして左奥はJo-hanの1962年型ダッジダートです.
 その他にアクセサリ類が残っています.右手のケースに収めてあるのはMPCギャングバスターシリーズのアクセサリで,砲弾を浴びた窓ガラス,銃,札束の入ったケース,バイオリンケース,手りゅう弾,酒瓶などがあります.1927年型リンカーンに含まれていたもので当時の暗黒街のシーンが演出できるユニークなキットです.ウッディーワゴンの後ろに見えるトロフィーはJo-hanのゴールドカップシリーズに含まれていたもので,30年代のメルセデスベンツとキャデラックがありました.そして正面奥はRevellの小さなショーロッドSurFiteについてきたわらぶき小屋です.
 これらのキットですが,その多くは今日も再版されており,最近になって当時の箱絵が復活しつつあるのはうれしいことです.かつて組んだことがあるこれらキットを買い集めていますので,キットにまつわる思い出をこれから綴っていきたいと思います.
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