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小さなサイドタンク機(29号機) [O-16.5mm (On30, O16.5)]

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 アルモデルから軽便Bタンクキットが登場しました.以前に発売されたHO自由形Bタンクを活用したキットですが,バランスのとれた可愛らしいデザインです.キャブと下回りの組み立ては指示通りですが,ボイラーまわりを作り替えてみました.
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 アルモデルのHO自由形Bタンクの下回りを用いたサドルタンク26号機(左)と比較してみます.車輪径は10.5ミリに対し11.5ミリとなり,フレームも新設計ですが,ホイルベースは同じ20ミリで,ロッド関係の洋白パーツは共通です.また,ボイラーとシリンダーのホワイトメタルパーツが共通です.細目のボイラーも悪くないのですが,もう少し太いボイラーを採用することにしました.
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 真鍮のパイプを切り出すのも億劫だなと思っていたところ,ジャンク箱からNスケールのストラクチャパーツの余剰品としてちょうどよい円筒のタンクがでてきました.直径15ミリです.プラ帯材による帯ベルトが簡単に接着できるのがプラのいいところです.イベントで手に入れたトーマモデルワークスの放出パーツの中から内務省土工タンクの煙室扉と煙突を選びました.ドーム類もメタルパーツを利用しています.つかみ棒は挽物パーツ.逆止弁はエコーモデルのロストパーツです.汽笛だけはプラロッドの手作りですが,パーツの利用でディテールを引き締めました.
 パワートラック用に設計されたアルモデルのフェルトバーンBタンクのパーツを利用した蒸機も4輌あるので,追って紹介する予定ですが,今,これらのタンクロコのためのレイアウトの製作を始めています.

小さなサドルタンク機(26号機) [O-16.5mm (On30, O16.5)]

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 アルモデルから発売された自由形Bタンクですが,入門車両としてずっと親しまれてきた題材だけに,改造を楽しむにはもってこいのキットです.こんな掲示板もあります.
  http://6909.teacup.com/arumobtsl/bbs
 わたしはOナロー機として仕上げたいと思い,あれやこれやと考えを温めているうちに,この派生キットとしてOナローキットが発売されてしまいました.そこでしばらく停滞していた製作を進めることにしました.車輪径10.5ミリ,ホイルベースは20ミリのとりわけ小さな蒸気機関車です.
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 アメリカ型の産業用サドルタンク機風のスタイルを検討しました.ボイラー部分が短いので,煙室の部分までを覆うサドルタンクがイメージできました.早速ジャンク箱からサドルタンクを漁って,ちょうどぴったり合いそうなものを見つけました.バックマンHOのC型サドルタンク機のパーツです.こちらは2機ほどOナローのサイドタンク機に改造していますのでその余剰品です.(写真にあるその他のパーツはバックマンポーターとMDCクライマックスモドキのタンク部分です.)
 次にボイラーですが,キットに入っているものより,アルモデルのフェルトバーン蒸機の分売パーツのボイラーの方が少し太めで,ちょうどサドルタンクをうまく支えてくれるので,これを利用することにしました.ボイラーはタンクをかぶせてしまうとほとんど見えないので贅沢な話ですが,手前のサンドドームを切り落とすとちょうど煙突を通す部分になることも幸いでした.以前廃車にした蒸機のキャブ(同じ赤いキャブですが完成したものとは別物)を使って全体のイメージを固めることができました.
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 キャブは検討に使ったものとほぼ同寸ですが,プラバンで作り直しました.煙突はプラパイプを利用しています.そのほかには砂まき管などをあしらって仕上げています.ギア比1:14,ロッド伝動ですが,扁平モーターは低速でも力があり,安定した走行です.なべトロや平トロあたりの編成が似合いそうです.
 さて次はOナローキットのほうです,

Oナローモデリング,単行気動車の原点? [O-16.5mm (On30, O16.5)]

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 鉄道模型を始めるきっかけになったのは小学生のときに買ってもらった三線式のO(オー)ゲージセットでした.今もその一部が残っていて,写真はショーティのEB10電気機関車と展望2軸客車です.ぼろぼろな状態でしたがかなり前に知人によって修復・塗装されています.EB10に数量の2軸車を牽かせて畳の上に敷いた円形エンドレスを走らせて遊んでいましたが,高価ゆえに動力車の増備はありませんでした.そのうちに走らせるのもあきてしまい,ただ車輛を眺めて鉄道が走る情景を想像して楽しむようになりました.畳は田んぼを連想させてくれますが,それにふさわしいのは1両の車輛でした.それは機関車ではなく,写真にある2軸の展望客車です.この展望客車1両を畳の上に置いて穀倉地帯をとことこと走る単行の気動車を連想していたのです.線路を敷くと毎回片づけなければならず,それが面倒だったことも一因で,安楽マニアの原点のようなものです!わたしは京都市内で1435ミリゲージの電車に囲まれて育ったので,ナローゲージにはあまりなじみはありませんでした.ゲージのことはわからないまま,日本の田舎を走る軽便鉄道の一風景を連想していたことになります.
 鉄道模型は中学生になって,HOゲージを少しかじり,大学生になってNゲージを始めました.車輛よりも情景に関心があったのでNゲージはありがたかったのですが,その後車輛製作にも意欲がでて,社会人になって小さなレイアウトで走行できるHOの路面電車模型に傾注しました.しかし,路面電車レイアウトは街ぐるみのコンセプトが重要であることや架線へのこだわりが次第に重荷となり,自由な発想でいけるナローゲージに関心が移りました.
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 現在,ナローゲージモデリングはHO-9mmとO-16.5mmで継続していますが,メインは車輛の自作に都合が良いOナロー(O-16.5mm)です.この写真の右側は一昨年にプラバンで製作した静岡鉄道駿遠線のキハC3です.軽便模型祭で頒布されたHOのエッチング板の図面をもとに1/48に拡大してつくりました.今までに製作した中でも数少ない日本型軽便のプロトタイプに基づくモデルです.子供のときに2軸の展望客車で夢想した世界がようやくモデルとして完成したわけです.それも同じOスケールで!
 ナローゲージに関してはホームページを持っていますが,元のプロバイダーのサーバーが閉鎖されたため予備サイトhttp://www.geocities.jp/karatcreek/が残してあります.新しくサイトを再構築する予定ですが,ブログ形式のほうがメンテがしやすいので,当面はこちらでナローゲージモデリングを綴っていきたいと思います.

カタログ,キットの価格 [アメ車プラモ]

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 大学生になり,東京に住む祖母を訪ねる機会が増えました.当時の東京丸の内の構内には洋書雑誌のコーナーがあり,そこで見つけたのがAuto Worldのカタログです.もうすでに熱はさめはじめていましたが,米国のキット事情を知る手だてがほかになかったので,このカタログはとても重宝しました.米国に滞在したことがあるとはいえ,当時まだ直接取り寄せるなどという方法も見いだせず,ただうらやましくカタログを眺めるだけでした.しかし,なんでまたカタログが売られていたのでしょうか?Auto Worldは車の模型通販の大手で,スロットレーシングにもかなり力を入れていましたが,後に姿を消します.しかし今日AMTなどのブランドを展開するRound2によって商標が買い取られ,小売り事業を再開しています.
 ここで,当時のキットの価格を思い出してみましょう.1/25キットの価格は$1.5か$2が普通でした.そして日本では$1が¥360の固定相場の時代で,$1あたり¥600で売られていました.つまり一箱が900円か,1200円ですね.同じようなスケールの日本製キットの価格は300円から500円くらいでしたので,かなり高価なものでした.しかし,年式の古いものは結構半額セールなどをやっていたので,安く手に入れたものも少なくありません.また,Revellの製品はマルサンやのちにグンゼなど代理店などの扱いになっていたものが多く,他の製品より安く$1あたり¥480に設定されていました.
 さて,それまで日本製の多くのキットはディテールよりもモーターを積んで走らせることが主眼でした.しかし,やっと精密なディスプレイモデルのキットが登場します.タミヤから発売されたホンダやロータスのF1フォーミュラカーのキットで,スケールは1/12でした.その値段は1200円でしたので,輸入1/25キットの価格とならびます.一方,Auto Worldのカタログを見ると,これらはMRCのブランドで$12で売られているのです.つまり米国では現地1/25キットの6倍の価格で売られていることになります.今日でも米国ではタミヤなどの1/24キットはAMTやRevell製品の2,3倍の価格で売られています.日本の製品はそれに見合う高い品質が評価されているわけです.しかし,わたしは相変わらず箱を開けてみないと詳細がわからないAMTなどの雑然としたキットの魅力から逃れることができず,整いすぎている日本製品には興味が沸きません.

製作ノート,組み立て説明書,当時のキットの印象 [アメ車プラモ]

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 1960年代に作ったプラモデルはほとんど残っていないわけですが,幸いなことに製作ノートと組み立て説明書が残してありました.ノートはA5サイズで1ページ3台ずつ,購入記録と簡単な製作メモが記載されています.筆まめでは決してないので文章はほとんどありませんが,記録にはこだわったのが幸いし,記憶を取り戻すことができるのです.
 記録は1960年に家族で米国で1年暮らしたときに買ってもらったJo-hanのプロモーションモデルから始まっていますが,本格的に開始したのは友人との競作を開始した1965年です.大学に進学した1969年には購入がまばらになり,記録が途絶えています.長い期間を楽しんだような記憶でも熱中したのは4年ほどだったということがわかります.
 ここで当時の主なキットメーカーの印象を述べておきます.模型製作の楽しみを増やしてくれたのはやはりカスタマイジングキットであり,AMT,MPCそしてJo-hanの製品でした.MPCはAMTからデザイナーが独立したもので,MPC初期の製品はAMTブランドになっているものもありました.京都に住んでいましたが,Jo-hanの製品も豊富に模型屋にならんでいました.箱絵が優れていたのはAMTで,Jo-hanは地味ながらモールドが丁寧でした.MPCはその後AMTの所有会社と同じ系列となり,現在はリンドバーグなどのブランドも含めてRound2により継続しています.Round2は古い金型を修復し,当時の箱絵を復活させて再生産しているのはうれしい限りです.残念ながらJo-hanだけは引き継ぎ会社がなく,再生産はありません.
 プラモデルの世界ではRevellとMonogramの製品が品質の高さで知られています.しかし当時の車のプラモでいえばAMTなどと比べて一段見劣りがしました.当時恰好のライバルだったRevellとMonogramは現在同一会社になっています.新製品のブランドをRevellに統一し,Monogramブランドは一部の再生産品に使っていますが,元のブランドと異なっていることもあり,混乱します.Revell(米国製は1/25)とMonogram(1/24)はかなり製品の性格が異なるからです.Revellは組み立てを楽しむという往年のプラモデルのコンセプトで製品化されており,部品点数が多く,ドアやステアリングなどの可動部分が多いのが特徴です.その代わり組み立てには難航し,修正が必要です.完成時の満足度は高いものの,カスタムパーツのあるキットは少なく,そのパーツもあまり魅力的ではありませんでした.これに対しMonogramのキットは組みやすく設計されていましたが,他社と比較して大味な印象を持ちました.Monogramの特徴としてはパーツが何色かの着色済みになっていることで,塗装しなくても良い点は塗装環境が十分ではない当時としては大変ありがたいものでした.カスタマイジングキットはごく限られていました.

製作後半世紀を経て生き残ったプラモデル [アメ車プラモ]

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 10代のころ,アメ車プラモデルの製作に熱中しました.その魅力はオプションパーツが豊富なカスタマイジングキットの形態にありました.組み立てそのものは簡単で,自分好みの仕様に仕立てられる自由度があることがキットの魅力でした.仕上げの決め手は塗装ですが,当時は限られた色のプラカラーを使って,薬剤噴霧器を改造したポンプで吹き付けていました.スキルも上達しないまま満足の行く仕上がりにはなかなか到達できず,そのうち鉄道模型に手を出すようになってプラモデル製作からは遠ざかりました.実家を離れてからはそのほとんどが捨てられることになりましたが,ガラスのショーケースに収まっていた数台が半世紀を経た今日まで残されました.それがこの写真です.
 好みのモデルが残ったというよりも,塗装作品には不満があったので,塗装を免れた作品が偶然残ったということです.一つずつ作品を簡単に説明します.
 右端にあるのは1929年型フォードウッディーワゴンで,木目のリムの部分は塗装しています.MPCがWild Onesというパッケージで販売したもので,車体はオープンのピックアップが含まれており,それぞれホットロッドにもなる4仕様キットです.脇の自転車も付属します.
 正面にある破損状態の一台はAMTのT型フォードをベースにしたショーロッドKing Tで,塗装しています.これはもう一台のショーロッドが組めるダブルキットでした.AMTブランドとはいえ分化したMPCの製造(その後両社は統合したのでどうでもいいことかもしれませんが)で,その後MPCから数々の派生モデルが登場します.その左にあるのはMPCの1933年型シボレーパネルトラックで,キャデラックをそのまま縮小したような意匠です.そして左奥はJo-hanの1962年型ダッジダートです.
 その他にアクセサリ類が残っています.右手のケースに収めてあるのはMPCギャングバスターシリーズのアクセサリで,砲弾を浴びた窓ガラス,銃,札束の入ったケース,バイオリンケース,手りゅう弾,酒瓶などがあります.1927年型リンカーンに含まれていたもので当時の暗黒街のシーンが演出できるユニークなキットです.ウッディーワゴンの後ろに見えるトロフィーはJo-hanのゴールドカップシリーズに含まれていたもので,30年代のメルセデスベンツとキャデラックがありました.そして正面奥はRevellの小さなショーロッドSurFiteについてきたわらぶき小屋です.
 これらのキットですが,その多くは今日も再版されており,最近になって当時の箱絵が復活しつつあるのはうれしいことです.かつて組んだことがあるこれらキットを買い集めていますので,キットにまつわる思い出をこれから綴っていきたいと思います.

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