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再びウェールズへ(4)縦釜とスパイラル探訪 [鉄道巡り]

【De WintonのVertical Boiler】
前回の旅ではタリスリン鉄道のTywynの博物館とBrecon Mountain RailwayのPontsticillの博物館の2か所でDe Wintonの縦釜機を見ることができました.この縦釜はWrightlinesのOスケールの模型を持っているので特になじみがあります.今回はどこかで一緒に写真を撮りたいと思って模型を持ってきていました.そしてWHRのDinas駅構内に展示されている一台を見つけました.
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▲これはLlanfairの名称がある3ftゲージ機です.野外展示は写真を撮るのには好都合ですが,保存状態は今一つでピストンなどの一部分は木製の張りぼてで補修してありました. 
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▲Oスケールモデルを載せて撮った一枚です.実機は全部で8台残っているようです.
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▲De Wintonとはどんな会社だったのか,検索したところカーナーヴォンと縁が深いことを知りました.カーナーヴォンのお城からWHRの駅に沿う海岸沿いはDe Wintonの工場群がかつてあったところです.駐車場の向こうに三角屋根の建物が見えますが,これはWHRの駅事務所です.その向こうに今も一つだけDe Winton社の建物が残っています.
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▲これがその建物で現在は配管設備の会社が使っています.
De Wintonはカーナーヴォンの市長も務めた人物で,ガス灯の柱から船舶用蒸機機関などの製品を製造し,スレート産業に必要な機材や設備を供給していた会社です.スランベリスの国立スレート博物館は巨大な水車を動力源にしていますが,これも同社が供給した設備を復元したものです.19世紀後半に町とともに栄えた企業であったわけですが,Hunsletなどの新しい鉱山用蒸機に押されて1901年には倒産しています.蒸気機関の産業というと一つにまとめてとらえがちですが今日のIT産業と同様,栄枯盛衰が激しい時代だったわけです.
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▲現地で買い逃した本を早速注文しました.もう少し詳しく知りたいと思います.
 
【フェスティニオグ鉄道のスパイラル】
現地4日目はもう一日ポースマドッグに滞在してフェスティニオグ鉄道(Ffestiniog Railway, FR)を訪ねました.前回の訪問(訪問記はこちら2017-10-11
でスパイラルループを確認しているので,見どころではないかと押さえていました.しかし,車でのアプローチは難しそうです.そこでFR線に乗車してスパイラルの中にあるDdualltで降ろしてもらうことになりました.FRを保存鉄道として再興する折,発電ダムにより一部水没していた部分を路線変更で新設することになり,このスパイラルが敷設されたということです.この辺りの経緯はこちらにあります:
  
では,ハーバー駅出発の様子から.
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▲双頭フェアリー型の10号機Merddin Emrysの列車で出発です.
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1879年製ですが,1988年にリビルドされたという銘板がついています.
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▲WHRのガーラットがいます.
▲終点のBlaenau Ffestiniogより5㎞ほど手前のところにスパイラルがあります.
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▲スパイラルの中にあるDduallt駅に臨時停車してもらい,一行5人だけ下車しました.
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▲当日は雨であたりには何もない寂しいところです.
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ホームの先は右に旋回してスパイラルを登っていきます.
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▲右に曲がらず直進する旧ルート跡(地図の破線)が残っています.上に見えている路盤がスパイラルを回って上昇した現在の線路です.スパイラルがなくてもすぐに高さが追いつけそうですが,そうもいかないのでしょうね!
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▲ホームの前に一軒だけ建物があります.Rhoslyn Cottage と呼ばれており,宿に改装される予定もあったようです.現在はFRが所有するも使用されておらず,裏側は沼地になっています.窓には板が張ってあり,窓枠の桟はペンキで書かれたものです!ストラクチャーづくりの参考になります(笑)
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▲しばらく待つと折り返した列車がループを降りてきました.
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▲交差するRhoslyn橋を渡っているところです.
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▲そしてホームにやってきました.
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▲橋の下をぬけていきました.スパイラルの外にでて少し登った方が良い撮影ができたはずですが,あいにくの天候だったので足をのばすのはあきらめました.
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▲我々は1時間すこし滞在し,やってきた12号機 David Lloyd Georgeの編成にのりこみ.終点Blaenau Ffestiniogに到着.
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▲この日は4往復のダイヤで,2機の双頭フェアリー機を稼働させていたことになります.双頭フェアリー機は現在これらの2機だけが稼働中で,昨年見た緑色のEarl of Merioneth(2017-10-1)は引退して,代わってその下回りを流用した新作の一台が間もなく登場するようです.
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▲このあと機回しされます.
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▲1時間停車して13:40発で戻ります.終点Blaenau Ffestiniog駅には標準軌のConwy Valley線が接続しており,手前がそのホームです.3時ごろまで列車はこないので,車両をみることはできませんでした.


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